ダイニング
こんにちは、城口です。
先々週はキッチンについて書きましたので、
今回はダイニングについて少し。
突然ですが、家具にこだわりってありますか?
ウッド基調のナチュラルな家具が好き。
好きなブランドがある。
モノトーン調のモダンな家具が好き。
元気の出るカラフルな色を取り入れたい。
等々、皆様それぞれにこだわりはあると思います。
特に新しく家を建てるときは、建て主さんにも気合いが入ります。
家具選びはとても楽しい作業です!
なかでもダイニングテーブルは、毎日の食事だけでなく、
友人を招いたパーティーで囲んだり、ちょっとした書き物に使ったり、、、
その家の中心として機能するだけに、より一層慎重になります。
「フレンチな雰囲気がいいかな?」
「ポップな北欧風デザインも捨てがたい」
などなど、、、
妄想は無限です。。。
でもちょっと待ってください!!
デザインばかり考えていますが、大きさは大丈夫でしょうか?
ダイニングルームは、住宅の中で1番人が集まる場所です。
それだけに、テーブルの周りには人が動けるだけの
空間が十分に確保されていなければなりません。
どのようなテーブルをどのように置くつもりかで
ダイニングルームの設計は大きく変わっていきます。
カウンター席にするのか?ソファとダイニングテーブルをあわせるのか?
椅子を使わずに、座卓や掘りごたつにするという選択肢もあります。
どんな椅子とテーブルを使うにしても、
卓の高さと座の高さの相対的な差はほぼ一定です。
この差を「差尺」といいます。
差尺は体格によっても微妙に異なります。
また和食か洋食か(箸かナイフ・フォークか)によっても
微妙に異なるようです。
ただ、専門料理店でもない限り、差尺は270mm前後と覚えておけば、ダイニングテーブルと椅子の高さ寸法で迷うことはないでしょう。
皆が集まる場所だからこそ、
ダイニングの計画は、デザインばかりではなく、
テーブル廻りの前後左右、上下の寸法及び機能面も考慮して計画すると良いかもしれませんね。